EXHIBITION|展覧会

日本遺産MONTHパネル展示|陸に生きる大和たち

呉海軍工廠から平和産業へー技術・教育・建築の記憶

日本遺産MONTHパネル展示 陸に生きる大和たち・呉海軍工廠から平和産業へー技術・教育・建築の記憶


開催情報

  • 会期:2025年11月20日(木)~11月30日(日)
    平日8:30~17:15(土日祝休、呉市庁舎の開庁時間に準ずる)
  • 会場:呉市庁舎1階多目的室北側
    広島県呉市中央4丁目1番6号


展示内容

  • パネル(ポスター)展示
  • 図面・写真複製
  • 呉の画家による描き下ろし絵画(複製)


主催・後援・協力

  • 主催:鉄の記憶プロジェクト
  • 後援:呉市
  • 協力:株式会社ダイクレ

日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を物語るストーリーを、文化庁が認定する制度です。地域が主体となり、有形・無形の文化財を総合的に整備・活用し、その価値を国内外に発信することで、地域の活性化を図ることを目的としています。 

旧軍港四市(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)が共同で申請した「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」は、2016(平成28)年に日本遺産として認定されました。明治期、日本は近代国家として西欧列強に並ぶため、国家事業として天然の良港に軍港を築き、鎮守府を置きました。静かな農漁村には人と技術が集まり、水道や鉄道などのインフラが整備され、軍港都市が形成されました。 

本展は、この日本遺産ストーリーの中でも、呉海軍工廠における技術教育と人材育成に焦点を当てます。職工から技手・技師へと進む道は、優れた教育制度によって開かれ、多くの若者が技術者を志しました。昼は工廠で働き、夜は学ぶ—現場と学びを往還したその努力は、近代日本を支える力となりました。 

展示では、戦艦「大和」の建造に携わり、戦後は民間技術者として活躍した山本茂氏の歩みを通して、当時の教育の水準と継承の意義を紹介します。海軍の教育と技術は、近代化を支えた人材育成の成果であると同時に、戦後の平和産業の基盤ともなりました。 

さらに、日本遺産の構成遺産であるダイクレ第2工場を取り上げ、その建築意匠と技術、戦災の痕跡をたどります。今も現役で稼働する「働く文化財」としての価値を見つめ直し、また、「レンガの記憶 ― 未来のかたちへ」と題して、呉の画家たちによる描き下ろし作品(複製)を通じ、芸術的まなざしから近代化遺産の新たな意味を探ります。 

本展が、呉に息づく技術教育の歴史と産業、建築の文化的価値を再認識し、その記憶を未来へと継承する意義を皆さまと共に考える機会となれば幸いです。本展の開催にあたり、図版資料をご提供下さいました防衛研究所、東京大学総合図書館、大和ミュージアム、呉市入船山記念館に感謝を申し上げます。また、多大なご協力をいただきました株式会社ダイクレ、呉美術協会所属の画家の皆様、ここにお名前を記すことができませんでした多くの協力者の皆様に感謝申し上げます。

 鉄の記憶プロジェクト

【掲載メディア】
2025年11月22日(土)中国新聞 呉地域20面[呉・東広島]版に紹介されました。

呉の発展支えた海軍工廠たどるパネル展
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/747372

【掲載メディア】
2025年11月22日(土)中国新聞 呉地域20面[呉・東広島]版に紹介されました。

呉の発展支えた海軍工廠たどるパネル展
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/747372